気分転換に、御徒町にあるまつ毛パーマを予約して行ってみた。
コロナの関係で、10分以上前に来店してはいけないらしく、近くのスタバで時間まで待機した。
“いらっしゃいませ~”
“アイスのデカフェラテショートで”
まつ毛パーマの時間になるまでラテを飲みながらワクワクした。
ビューラーしても上がらないまつ毛は上がるんだろうか…。
時間になりパーマ店へ。
入ったらマッサージチェアが5台位あった。
その1台へ案内された。どうやらマッサージされながらパーマをするらしい
メニューを聞かれた。
私は、一番見た目的に華やかな仕上がりそうなコースにした。
“目を閉じて下さ~い”。
閉じた目に、ホットビューラーみたいな器具がつけられ、冷たい液がまつ毛につけられた。
“臭っ”
とても臭い液だった。
それからしばらく椅子にマッサージされながら、目を閉じてパーマがかかるのを待った。
心地よい音楽が流れていて、夢の中に入りそうだった。
“なんて心地よいのだろうか…”
目を閉じながら、日々の反省を思い浮かべていると、20分位経っただろうか。夢の入り口で声がした。
“お疲れ様でした~”
鏡を渡され見てみると、まつ毛が扇状に、孔雀の羽根のように上がってる。
感動した!
マッサージのサービスにも感動して、少しウキウキしながら店をでた。
ビューラーを諦めて、パーマをかけにいった私ですが、なんで液をつけるだけで毛が固定されるのだろう…、しばらく上がったままになるのだろう、そもそも髪の毛のパーマもなぜ液をつけるだけで、ずっとウェーブが続くのだろう…
そんなどうにも解決しないことを考えながら帰路についた。
家族に自慢しよう!この変化を!
“ただいま~”
父がいた。
“どう?まつ毛上がったでしょ?”
“ん?どこが?”
“え!?”
やはり、巷で言われている、男性には外見の変化がわからないらしい。
父も例外ではなかった…。
せっかく気分よく帰ったのに、この一日が父の一言で台無しじゃないか!
しかし私はそんなことはすぐ忘れ、再びまつ毛を見てルンルンし始め、また御徒町のまつ毛パーマに行こうと決心したのだった。