キリンの特徴といえば首が長い。
なぜキリンは首が長くなったのでしょうか。
例えば、サバンナで高い木の葉を独占的に食べるために首が長く進化した説。
また、草原で天敵から逃れるために速く走れるように大型化し、脚が長くなった。
それでは足元の水が飲めないので同時に首も長くなったという説…。
そしてもうひとつの特徴といえば、舌の長さ…
実はこれ、キリンはたびたび死を回避するために使っているのです。
人間以外の動物は鼻でしか息ができません。口は食べ物を食べるだけで呼吸には使われない。
そのため鼻くそが大量のたまって鼻くそがつまるとどうなるか…
死んでしまうのです!
鼻くそがたまって死んだなんて誰にも言えないし、誰かに知れて永遠に語り継がれるなんて、人間の私にとっては死ぬことより怖いし、恥ずかしすぎる…。
でもキリンはこれをうまいこと解消しているのです。
鼻がつまるとキリンも気になるよう(死に至るからそりゃそうだ)手先の器用なサルなどは指で鼻をほじる姿が確認されているが、手が使えない四足歩行のキリンはなんと、先程の特徴、長い舌をあなに突っ込んで、鼻くそをきれいになめるんです。
これは舌の長さが50㎝近くもあるキリンならではの芸なのです。
でも鼻くそを取ったその舌で、木の上の果実を取り、口の中に入れるなんて想像したら、キリンて可愛いのか、汚いのか…。
でも、キリンは生きるために鼻くそをほじらないといけないのです。
生きるためにしょうがないこと。
でも、あの愛らしい長いまつ毛とくりくりお目々を思い出すと、やっぱりキリンて可愛い。
鼻くそを舌でほじるなんて全然許せちゃいますね。