まめのきブログ

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カフェ巡りPart4(デミアンの思い出)

要町に「デミアン」というジャズ喫茶があって(数年前に40年位の歴史に幕を閉じ閉店となった)、終わりの方で常連としてよく通った。

 

かつてジャズ喫茶は私語厳禁という所があったぐらい、堅いイメージがあるが、デミアンのマスターは気さくでジャズのことを色々と伝授して下さったりして、おしゃべりをするムードがあった。

 

 

私の話も聞いてくれたり又マスターのうんちくも聞かされたり、あと私が昔、はまっていた原口統三のことも御存じで、恐らく私の父の世代の少し下くらいの年齢だと推測できた(老夫婦で店を経営している風で、ちなみにデミアンという屋号はヘッセの『デミアン』からとったので看板がドイツの国旗色だった)。

(余談だが私は建築にも興味がある、関係ないが)デミアンは一見すると年季が入っているというか外観はおんぼろ、店内のソファーも補強しているという感じだったが、一歩足を踏み入れると、ジャズが比較的大きな音で流れていて(LPレコードの柔らかい音色、良くも悪くもフリージャズが多かった)ジャズ好きには、たまらない雰囲気に溢れていた。

 

本の趣味もいい(たまたま春樹(あまり好みでないが)のジャズエッセイ等読んだりした)。

常連さんも個性的な方達で、若いサラリーマン風の人、ニューヨークで本場ジャズクラブを聞きに行ったりしている人、ちょっと頑固なジャズ好きのおじさん、そしてある時はフランス人の若い女性(観光客か留学生か分からないが)が、入店した時はママが非常に嬉しそうに嬉々として対応していた。

 

メニューはコーヒーとトーストが主ですごくおいしかった(ここのピザトーストを食べたら他では食べられないというぐらい)。 

こういうサロン的な喫茶店というのは稀少価値というか、中々ないので、閉店はちょっと寂しかったが、世代交代というか、又新しい(レトロも含め)お店に期待したい。

カフェ文化って根強いというか次々と展開し続けているので。

 

 

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