まめのきブログ

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斎藤環氏の本

 精神医学づいている私だが、最近「『自傷的自己愛』の精神分析」という本を読んだ。

 

 ❝自分をディスり続ける人たち❞ という帯に反応した訳だが、例のごとく社会問題やサブカルといったことを背景にして、適確に論が進められていく。

 

 そして、ありがちな自傷的自己愛の否定ではなく、そういった現象があるという前提の上に、「それでは、どのように緩和すれば、成熟した自己愛を獲得できるか?」、ということが書かれていて、そういった人たちの一助となる本だと思った。

 

 斎藤環氏の文章で、かつて読んでなるほどと思ったのに、*「ユリイカ」の ❝シンゴジラ特集❞ に寄稿しているのや(器の問題)、❝承認をめぐる病❞では、キャラ化、スクールカースト、コミュ障、といった概念を読んで、軽いショックを受けた。

 

 これらの話題もこの『自傷的・・・』の本の中にも出てくるので、参照されたい。ただし私が自分をディスるのはこの本の内容とは微妙に異なるのだが・・・。

 

*「ユリイカ」は、青土社から刊行されている月刊誌である。詩および批評を中心に文学、思想などを広く扱う芸術総合誌である。

 

 

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